排水処理の改善・汚泥削減・BOD負荷低減
BW水改質装置による排水水質向上(BOD負荷低減)と汚泥処理コスト低減の事例を紹介します。
住宅の浄化槽清掃の汚泥が80%から激減 槽内水の透明度も急上昇
建物:一般住宅の浄化槽 設置場所:神奈川県小田原市国府津
BW設置前は、3か月で20%から70~80%に増加していた浄化槽の活性汚泥が、BW設置後5%に激減しました。浄化槽の水の透視度も、設置前平均9.3cmから設置後は平均16cmと急上昇。汚泥を食べる好気性微生物を活性化する溶存酸素の量(DO値)も増えています。
N氏邸浄化槽汚泥SV値(汚泥沈殿率)と透視度の変化
測定年月日 | SV値(汚泥沈殿率)(%) | 透視度(cm) | DO(溶存酸素)値(mg/l)※ |
---|---|---|---|
平成11年11月10日 | 70 | 6 | 3.3 |
平成12年2月9日 | 20 | 11 | 4.0 |
平成12年5月6日 | 80 | 11 | 3.3 |
平成12年11月28日 BW設置 | |||
平成13年8月10日 | 5 | 18 | 6.1 |
平成13年11月12日 | 5 | 14 | 6.0 |
平成14年2月8日 | 5 | 16 | 6.0 |
排水のBOD低下
建物:(株)大滝 おしぼり洗濯工場 設置場所:茨城工場
期 間 :平成17年3月13日~平成17年6月13日
テスト概要:
- おしぼり洗濯工場の2つの自動洗浄ラインのうち、1ラインに水改質装置ザ・バイオウォーターΩ80を取付。
- 改質装置のあるライン・ないラインの製品の仕上がりの比較を行う。
- 水海道市の排水基準(BOD25)をクリアできていないので、給水の改質による排水への影響を調査する。
株式会社大滝 茨城工場 工場排水のBODの推移
取付後、3ケ月でBODの値が激減しました。
67%の汚泥処理コスト削減
建物:横浜冷凍(株)
(株)日立製作所ストレージシステム事業部内
余剰汚泥の処理コスト削減の予測法
建物:リコーエンジニアリング(株)事業所 設置場所:海老名事業所 測定:(株)環境総合分析
水の種類 | BOD値 |
---|---|
BW改質水+厨房排水 1:1の希釈水 | 20 |
未改質水+厨房排水 1:1の希釈水 | 70 |
BW改質水で希釈した排水はBODが20%減少
このテストでは排水を2分の1に希釈していますが、実利用では排水全体が改質されているため、
テスト結果の2倍の40%のBOD減少が可能です。処理コストとしても40%の削減が期待できます。